長年の経験によって培われた相場観

株式市場や外国為替市場、商品市場などにおける値動きは、テクニカル分析などを行っても、なかなか読むことが難しいものです。

そんな中で、相場師と呼ばれる投資の名人とも呼ばれる人物がさまざまな時代に登場し、大きな利益を上げたり、損失を被ったりしています。

相場師たちは、長年の経験によって培われた相場観に基づいて投資を行っており、一般的に中長期投資で利益を得ようとします。

相場師は、仕手株と呼ばれる投機的な銘柄などにも積極的に投資を行い、大きな利益を上げることで社会的に注目を浴びることがあります。

相場の値動きによって利益を確保する取引の歴史は古く、江戸時代の大坂・堂島で行われていた米相場取引で、すでに投機的なやり取りが行われていました。

江戸時代の米相場は、幕府からの許可を得た米商人しか参加ができなかったため、明治に入って、株式や生糸などの市場が整備され、取引所で投機的な売買を繰り返すものが現れ、相場師と呼ばれるようになりました。

日本で最大の証券会社である野村證券の創業者である野村徳七は、公債や株式取引を活発に行い、日露戦争や第一次世界大戦などの相場を利用して大きな利益を獲得し、相場師と呼ばれていました。

山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創業者である山種種二は、1936年2月末に発生した2・26事件などで相場が大暴落する状況下で取引を行い、大きな利益を得て相場師と呼ばれていました。山種は投機で得た資金を利用して、1944年に山種証券を創業しました。

相場師は、長年の経験によって培われた相場観を駆使して、人と違う方向の投資を行い、大きな利益を得ています。失敗をすることもありますが、相場師はあきらめずに投資を行っています。

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